And, I'm so afraid.
There's nothing to
comfort us.
What am I,
If I can't be yours?

THANATOS

「おれは晴明が好きなんだ。
 たとえお前が妖物であってもだよ」

「いいか、晴明―――
 たとえ晴明が妖物であっても、この博雅は、晴明の味方だぞ」

私の心の中に何かが生まれた
其れは私を私でなくしてしまうもの
とても 怖い……

「淋しくはないのかと思ってな」

「ようするに、おまえは淋しいのだろう?」

私が生きるのに必要なものが出来た
其れは私から安らぎを奪うこと
ひどく 恐い……

「なあ、晴明よ。
 こういう匂いを嗅ぐと、人は好もしい女のことを想い出してしまうものなのだなあ」

貴方のものになれないのなら
私は一体 何になればいいのだろう

「そのお方が、老いてゆく御自分に対して抱いている哀しみすらも、
 おれは愛しいのだよ」

「お姿が美しいとか、お綺麗であるとかいうのは、
 そのお方を愛しいと想うおりの、ただのきっかけのひとつなのではないのかなあ―――」

私は眠りも感覚も泪も失くした
其れは貴方が遥かに遠いから
ただ 哀しい……

「おれにはわかっているよ」

「おまえは、おまえ自身が考えているよりも、ずっと優しい男だということだ」

私は貴方の望んでいるようなものにはなれないよ
でも 貴方は変わらず私を信じるから
私は この痛みから逃れようと
なんども足掻いて
自由になろうとするけれど……

此れは叶わぬ夢

此れは死に至る夢
 
貴方のものになれないのなら

私は一体 何になればいいのだろう

何に なればいいのだろう

何に なれば いいのだろう…


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『THANATOS -IF I CAN'T BE YOURS-』英語原詞・MASH

勝手に英語歌詞訳して博晴に仕立て上げる企画最終章。
(前二作はお蔵入り)
『生成り姫』のときの晴明がいつもより若干無口な事にやたら妄想力を刺激されて書いてしまいました。
ヒロハリスト(博晴で妄想する人)だったら皆、あの時の晴明の心中を想像するだけで身悶えられると思いますが、いかがでしょう。
そして何より恐ろしいのは本編での博雅のセリフがもうそのまま二次創作で使えるんじゃないのかというくらいの破壊力があることですよ。 こわい!この天然くどき魔こわいよ!