寒い朝

酷く冷える朝。
冬真っ只中にあって寒い朝は日常と化しているのだが、それにしても今朝は一段と冷え込んでいる。
その寒さに、博雅は思わず目を覚ました。
ここからでは窺い知ることは出来ないが、もしかしたら外は一面雪景色かも知れない。
博雅はふと腕の中の晴明に目を向けた。
晴明は博雅にひたりと寄り添ったまま微動だにしない。
どうやら未だ夢の中の住人らしい。

穏やかな寝顔。

自然と博雅の表情も弛む。
晴明の柔らかい滑らかな頬は、冷たい外気に晒されてほんのりと紅く色づいていた。
博雅は右腕を持ち上げると、その頬をそっと包み込んだ。
触れたそこからじんわりと冷たさが伝わってくる。
軽く撫でてやると、晴明はその温もりに縋るように頬を摺り寄せてきた。
その無意識の仕草に愛しさが募る。
博雅は想いを込めて晴明の額にくちづけを落とすと、その身体をぎゅっと抱きしめ直した。

「…ん…」

晴明の睫毛が震え、ゆっくりと瞳が現れる。

「起こしたか?」

至近距離から晴明の顔を覗き込む。

「……いや…」

まだ夢の中に片足を突っ込んだままなのだろう。反応が鈍い。

「まだ早い。もう少し休め」

「ん…」

晴明は頭を博雅の腕枕から外すと、厚い胸の上へと移動させた。
しばらくもぞもぞと動いていたが、すぐに治まりのいいところを見つけたのだろう。
ぴたりと動かなくなった。

「……博雅…」

瞳を閉じ、博雅の胸元に半分顔を埋めるようにして晴明が呟く。

「ん?なんだ」

晴明の髪を優しく梳きながら、晴明だけに聞かせる甘い声で問い掛ける。

「…博…雅…」

「晴明?」

舌足らずな呼びかけに、博雅は訝しげに晴明の顔を見つめた。

「………まさ…」

更に聞き取り難くなった呼びかけ。

「…んう……」

続いて鼻に抜ける甘い溜息が晴明から漏れると、博雅の胸にかかる重みが格段に増した。
静かな寝息が聞こえてくる。

「…なんだ、寝言か?」

思わず苦笑を漏らす博雅だったが、胸の中は言葉に出来ない幸せで一杯だった。
こうして晴明と共にあることで、こんなにも心が優しくなれる。
博雅はそっと頭を撫でると、肌掛けを引き上げて晴明を全て覆ってしまった。
温かさに包まれて、晴明は満足げな寝顔を見せている。
博雅も晴明の身体を抱え直して再び眠る体制に入った。

穏やかな朝。静かな朝。幸せなひととき。

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あー、えっと…
今、素で解説の書き方忘れてます。
すみません、ちょっと待って下さい。今思い出します……
ええっと………

とりあえずボス久しぶりすぎだから。
浅野の文章への解説とか突っ込みとかの仕方忘れちゃうってもんですよ。
まあ良いです。もう良いです。
なんにせよ今は『萌』の一言に尽きるから。
ありがとうボス。
君の事は忘れないよ。君は僕らの心の中に生き続けるさ。
ボスのブロンズ像の下にはちゃんと
「晴明タン(;´Д`)ハアハア…」
ってハッキリ刻んであげるから。
安心して戦士の魂の楽土ヴァルハラにお行きなさい。

まあ、そんな冗談ともつかぬ冗談かましつつ以下作者の言い訳…もといあとがきです。

これはお持ち帰り自由です!!浅野からのささやかな寒中見舞い(笑)
だって、最近恐ろしく寒いじゃないですか!朝布団から抜け出すのも辛い…(涙)
そんなわけで、私の「ああいつまでも布団の中でぬくぬくしていたいわv」
という願望をお二人に叶えていただきました。
先日雪が降りまして、その時の朝がめっちゃ冷え込んでたんですよ。
その寒さで思わず目が覚めた私。
そしてその出来事はネタに…(笑)
晴明がまともに喋ってませんが、それはまあご愛嬌ということで☆(殺)
風邪とかインフル君が流行ってますね。皆さん健康には気をつけてくださいね♪

インフルエンザの前に脳味噌の腐れ具合の方がヤバ気なのですが、これはどうしたら良いんでしょうか。