幸せはここにある

こうして博雅の腕に抱かれてまどろんでいる時が、一番幸せ…。

晴明は目の前にある博雅の顔を見つめ、ふっと小さく笑った。

「何を笑っておるのだ?晴明」

博雅が、少し掠れ気味の声で尋ねてくる。
軽く眠りに引き込まれていたのだろう。

「いや、なんでもない」

晴明は博雅の胸に顔をすり寄せながら楽しそうに笑った。

「こぉら、気になるではないか」

言って博雅が、晴明を抱く腕を強くする。
その絶妙な力加減が心地好くて、晴明はうっとりと瞳を閉じた。

「なに…ただ博雅が良い漢だと思うただけさ」

「なんだそれは?…わけがわからん…」

博雅が唸るのを、晴明はくつくつと可笑しそうに笑いながら見つめている。

「お前、おれをからかっているな?」

博雅が恨めしそうに晴明を見つめる。

「そんなことあるわけなかろう?」

尚も可笑しそうに笑いながら晴明が言う。

「こら、そんなに笑っておるとこうだぞ」

言って博雅が晴明の脇腹を擽る。

「あはは、止せ博雅っ!」

「これ、逃がしはせぬぞ」

「やっははは…」

「ほれほれほれ」

「あはははは…博雅っもう許してくれ」

晴明が目に涙を浮かべながら必死に抵抗する。

「だぁめだ」

「あっはははは…もう駄目だっ…はははっ」

晴明は博雅の脇からすり抜け、床へ転がった。

「お、逃げたな」

「ああ腹が痛い」

晴明は博雅に背を向け、腹を抱えて笑っている。

「晴明、ほれ戻って来い」

博雅が二、三度畳を叩いた。

「…ああ」

晴明は、また博雅の隣に横になった。
博雅がそっと腕を伸ばす。
思わず腕を凝視して警戒する晴明に、博雅は苦笑した。

「もう、せぬよ。また逃げられたらかなわんからな」

そして晴明の身体をぐっと抱き寄せた。
また、温かなぬくもりが晴明を包む。
晴明は博雅の胸に頬を押し付けながら、本当に嬉しそうに微笑んだ。

こうして、博雅の腕の中にいる時が一番幸せ。
おれだけの幸せな時間…。

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なんかもう、ここまでやられるといっそ気持ちいいくらいのバカップル。

これは、京都一泊二日旅行というアホ以外の何ものでも無い無謀企画を実行し、 心身共に疲労困憊しきって帰って来たところにボスから届いたブツです。
現地の友人につきあって都路里の白玉パフェなんていう食いなれないモン食ったせいで、 『もう甘いもんはいらん。甘いもんはビタイチ食えない……』って気分だったんですが、 博晴は別腹ですね。
で、ついでに言うと、これ一か月記念文なんでお持ち帰りフリーです。
記念絵と同じくHPでの公開もオーケイな代物です。
どうぞ、これを飾って貴方のお宅のバカップル経験値をアップさせてください。
では、いつも通りの作者のメッセージです。

この文の執筆時間、なんと30分でした(驚)
ただ、イチャイチャベタベタしてるだけの、なんともくだらない文ですいません(謝)
最近調子が悪くて、シリアス書けません(汗)
そして、時間もありません!宿題やってません!!(威張れね〜)
こんなヘボイ話を記念小説として皆さんに配るのはなんとも失礼かもしれませんが、今の私にはこれが限界です。
気に入ってくださった方だけで結構ですので、持って帰ってやってください。
そうすれば浅野も浮かばれます(涙)

ちなみに、この解説およびボスのメッセージも記念文にふくまれます。
遠慮なくもっていきましょう。
作品のムードを一遍に台無しにすると、いま田園都市の奥様がたの間でも評判のYANAMiの解説ですからね。
さ あ 、 持 っ て い け 。